目次
要点3つ
- 農林水産省は、11月29日の「ノウフクの日」を中心に、2026年11月1日から12月31日まで「もっともっとノウフク2026」を展開します。
- 発表時点の公式一覧には、マルシェ、研修会、シンポジウム、見学会、農林漁業関連イベントなど全国47件が掲載されています。イベントは今後追加される場合があります。
- 農福連携は、障害者をはじめとする多様な人の社会参画と、担い手不足・高齢化が進む農林水産分野の働き手確保、地域共生社会づくりを同時に目指す取り組みです。
概要
「ノウフクの日」は、2024年6月に農福連携等推進会議が決定した「農福連携等推進ビジョン(2024改訂版)」に基づき、11月29日を農福連携の普及・展開を進める日としたものです。農林水産省は2026年も、全国各地の関連イベントと省内でのフェアを通じて取り組みを発信します。
公式一覧には、岩手県や山梨県、茨城県、京都府、佐賀県などでの農福マルシェのほか、奄美での現地研修会、漁業就労フォーラム、技術支援者育成研修、農福連携を研究するシンポジウム、水耕栽培の見学会などが掲載されています。農業だけでなく、水産や福祉、教育、矯正、地域の販売・交流まで対象が広がっていることが分かります。
キャンペーン期間は11月1日から12月31日ですが、公式一覧には先行企画として10月19日からの農林水産省「ノウフクフェア」なども掲載されています。イベント情報は随時追加されるため、参加前に公式ページで最新日時・会場・主催者を確認してください。
地方創生への意味
農福連携は、人手不足を補うだけの施策ではありません。作業を通じた自信や生きがい、社会参画を重視しながら、地域の農林水産業に新しい担い手と支援者、販売先、交流の機会を生み出す取り組みです。福祉事業所、農林漁業者、自治体、教育機関、地域住民が協働することで、地域内に新たな仕事とつながりが生まれます。
また、マルシェや食堂メニューを通じて商品を知ってもらうことは、農福連携の社会的価値だけでなく、品質や地域性を消費者に伝え、継続的な販売につなげる機会になります。普及啓発を持続的な地域ビジネスへ結び付けられるかが重要です。
自治体・地域事業者への示唆
- 作業を細分化する:栽培、収穫、選別、加工、包装、販売などを分け、本人の得意分野や体調に合う役割を設計します。
- 支援体制を共同で整える:農林漁業者と福祉事業所だけに任せず、自治体、就労支援、保健・医療、教育、販売事業者が役割を共有します。
- 安全と働きやすさを確認する:道具、動線、休憩、指示方法、送迎などを現場ごとに点検し、継続できる環境に改善します。
- 販売と評価まで設計する:イベント出店を入口に、常設販売、飲食店との連携、受注、品質管理、適正な対価へつなげ、参加者と事業者双方の成果を追います。
一次資料
農林水産省「11月29日はノウフクの日!」報道発表
「もっともっとノウフク2026」イベント一覧
発表日:2026年10月14日
発表主体:農林水産省

