ふるさと納税

KJA DATA / 地域と資金

ふるさと納税データ|寄附受入額・件数・費用を分けて見る

2024年度のふるさと納税受入額は全国で1兆2,727.5億円、受入件数は5,878.7万件でした。ただし受入額は自治体の純便益ではありません。募集費用、住民税控除による流出、地方交付税による調整、使途を分けて読みます。

定義:受入額は地方公共団体が受け入れた寄附金の総額です。返礼品、配送、広報、決済、事務などの募集費用を差し引いた純額ではなく、他自治体への寄附に伴う住民税控除額とも別の数字です。

KEY NUMBER

1兆2,727.5億円全国の受入額|2024年度出典:総務省「ふるさと納税に関する現況調査」

01 / WHAT THIS DATA TELLS US

このデータから分かること

受入額は2019年度の4,875.4億円から2024年度の1兆2,727.5億円へ増えました。一方、件数は2023年度から2024年度にわずかに減少しています。金額と件数の変化は同じ動きをするとは限りません。

02 / CHART

全国のふるさと納税受入額の推移

年度は受入年度。受入額は募集費用控除前の総額です。

出典:総務省「ふるさと納税に関する現況調査」

03 / DATA TABLE

元の定義と数字を確認する

全国の受入額・受入件数
年度受入額(億円)受入件数(万件)
2019年度4,875.42,333.6
2020年度6,724.93,488.8
2021年度8,302.44,447.3
2022年度9,654.15,184.3
2023年度11,175.05,894.6
2024年度12,727.55,878.7

04 / GROSS & NET

受入額と純便益を分ける

自治体側で分けて確認する数字
項目意味注意点
寄附受入額受け入れた寄附の総額純収入ではない
募集費用返礼品、送料、広報、決済、事務等費用の内訳と域内調達を確認
住民税控除額住民が他自治体へ寄附したことによる税収減受入額とは別年度・別概念
地方交付税措置基準財政収入額への算入を通じた調整全額補填と単純化できない
活用額・基金残高事業に使った額、将来用に積み立てた額受入年度と使用年度がずれる

「受入額 − 募集費用」だけでも自治体全体の純便益にはなりません。税収流出、交付税、事業費、将来負担を同じ期間・範囲でそろえる必要があります。

REGIONAL COMPARISON

自治体比較は受入額だけにしない

人口規模、住民税課税額、返礼品調達、寄附金の使途が異なるため、受入額ランキングだけでは地域への便益を比較できません。

自治体比較は受入額だけにしない(比較設計)
比較軸確認する数字
獲得受入額・件数・1件当たり額
費用募集費用総額・費用率・内訳
流出住民税控除額・控除者数
地域波及地場産品調達・雇用・事業成果
持続性基金残高・使途・制度変更への依存

寄附額の多さは、自治体財政の余裕や地域経済への波及を自動的に意味しません。費用、流出、使途、成果まで追って判断します。

WHY IT MATTERS

地域創生では、なぜこの数字を見るのか

ふるさと納税は域外から資金と接点を得る制度である一方、自治体間の税源移転と募集費用を伴います。寄附者との継続的な関係、地域事業者への波及、住民サービスへの成果を別々に測ることが重要です。

RELATED TERMS

このデータを理解するための用語

RELATED DATA

続けて見るデータ

NEXT DATA

自治体財政

歳入・歳出・財政指標の中で位置づけます。

NEXT DATA

関係人口

寄附後の継続的な関わりを考えます。

SOURCE

データ単位の出典

データ名称
ふるさと納税に関する現況調査
提供機関
総務省
対象期間
令和6年度(2024年度)
公開・更新
2025年度公表
地理範囲
全国・地方公共団体
参照URL
公式ページを確認する
KJA確認日
2026-09-15

データ最終確認:2026-09-15
次回確認予定:各統計の次回公表後

LEARN MORE

数字の背景にある地域創生の考え方を学ぶ

関連用語を押さえたら、地域創生検定ベーシックで理解を確かめられます。

地域創生検定ベーシックを見る →