地域交通を勘と経験からデータ活用へ―国交省が10月26日にオンラインセミナー

地方の路線バスとモビリティデータを活用する地域交通計画を描いた政策ニュース画像
目次

要点3つ

  • 国土交通省は2026年10月26日15時から17時まで、モビリティ・データの活用をテーマにした第3回地域交通DX推進プロジェクトCOMmmmONSセミナーをオンラインで開催します。
  • 地域公共交通計画策定支援ツール、データ活用ガイドライン、地域交通総合シミュレーター、福岡県の自治体事例、カープローブデータの活用が紹介されます。
  • 対象は「交通空白」解消・官民連携プラットフォーム会員で、セミナー申込期限は10月22日正午です。未入会の自治体・事業者・企業等は事前の入会申請が必要です。

概要

国土交通省は、人手不足などの課題を抱える地域交通について、勘と経験だけに頼らず、モビリティ・データを計画や運行改善に生かすためのオンラインセミナーを開催します。地域交通DX推進プロジェクト「COMmmmONS(コモンズ)」は、デジタル技術と標準化を通じて官民の連携・協働を促し、地域交通の持続可能性、利便性、生産性、付加価値の向上を目指す取り組みです。

プログラムでは、データが交通空白の解消や投資判断にもたらす価値に加え、地域公共交通計画策定支援ツール「LINKS Mobilys」と国のガイドライン、ソーシャルデジタルツインを使った交通シミュレーター、福岡県のデータ共有事例、実移動を捉えるカープローブデータの活用方法が扱われます。

地方創生への意味

人口減少や運転手不足が進む地域では、既存路線の維持だけでなく、需要に応じたデマンド交通への転換や、学校・病院の再編に伴う移動手段の見直しが課題になります。移動実績や空白地域をデータで把握できれば、限られた車両・人員・予算をどこへ重点配分するかを住民や事業者と共有しやすくなります。

ただし今回の発表はセミナー開催案内であり、特定のシステム導入や制度変更を決定するものではありません。自治体が自地域の課題設定やデータ整備を進めるための学習機会として捉えることが適切です。

自治体・地域事業者への示唆

  • 課題を具体化する:交通空白、通院・通学、観光周遊、運転手不足など、改善したいテーマを一つに絞って参加します。
  • 手元のデータを棚卸しする:乗降実績、運行便数、人口分布、施設配置、カープローブなど、利用可能な情報と不足を確認します。
  • 官民の共有条件を整理する:自治体、交通事業者、病院、学校などの間で、目的、粒度、個人情報保護、更新頻度を事前に話し合います。
  • 計画と実証をつなぐ:分析結果を地域公共交通計画、デマンド交通の導入検討、運行改善の効果測定にどう反映するかを設計します。

一次資料

国土交通省「第3回 地域交通DX推進プロジェクトCOMmmmONSセミナーの開催」
国土交通省 報道発表資料・セミナー案内(PDF)
発表日:2026年10月8日
発表主体:国土交通省

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