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都市の売場が、地域の入口になる。ロフコト雑貨店第7弾「お月見」
NEWSロフコト
十五夜は、空を見る行事です。同時に、土地の味と技を都市の手元へ運ぶ入口にもなります。
2026年9月1日(火)から、渋谷ロフトと銀座ロフトに「ロフコト雑貨店」第7弾が並びます。テーマは「お月見」。
日本関係人口協会がこれをニュースにする理由は、季節のフェアそのものではありません。都市の店頭に、会津、山口、出雲、静岡、沖縄、八女といった土地の作り手が並ぶこと。買うという行為が、その土地との関係の第一歩になり得ることです。関係人口は、いきなり移住することではありません。まず知り、手に取り、食卓に置く。都市の小売は、その最初の接点になり得ます。
お茶、お米、麺、果実、酒と調味料、3時のおやつ。続いてきたテーマは、どれも「その土地でつくられているもの」でした。第7弾は、月を手がかりにします。—— ロフコト雑貨店が編んできた、地域への入口
会期と場所
- 会期
- 2026年9月1日(火)〜10月9日(金)
※銀座ロフトは10月1日(木)まで - 店舗
- 渋谷ロフト、銀座ロフト、およびロフトネットストア特設ページ
※ネットストアは9月1日(火)午前10時公開予定。店舗により取扱商品・規模は異なります。価格は税込み。 - 十五夜の目安
- 中秋の名月:9月25日(金)/十三夜:10月23日(金)
手土産は、土地との最初の会話
食文化研究家の渥美まいこさんが選んだのは、月やうさぎ、卵をモチーフにした菓子と茶です。協会が見るのは絵柄の可愛さだけではありません。福島、山口、静岡の店が、渋谷と銀座の棚に並ぶという事実です。誰かの手土産が、その土地の名前を都市の会話に残します。
福島・会津山口静岡銀座
Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア
切る位置で断面が変わり、三日月から満月へ移ろう羊羹。シャンパンや国産鬼くるみ、レーズンを使い、紅茶やワインとも合わせられます。りんごやイチゴのチョコ羊羹もあります。
各 3,500円
月でひろった卵
地元では「つきたま」と呼ばれる銘菓。ふわふわのカステラにカスタードと国産の刻み栗。チョコクリーム入りもあります。月を拾う話が、土地の菓子として残っている例です。
251円/ショコラ 281円
冨貴寄 月うさぎ
バターを使わない和風クッキーに、和三盆のうさぎなどの干菓子を詰めた季節限定缶。都市でつくられた季節の菓子が、地方の銘菓と同じ棚に並びます。
2,376円
月見茶
静岡茶専門店の季節限定。抹茶入り玄米茶、煎茶、ほうじ茶の3種。お茶は第1弾のテーマでもあり、ロフコトが繰り返し土地へ戻る品目です。
864〜1,080円
因幡の白兎の土地で、飴を切る
出雲で活動する飴細工職人・中尾真美さんが、熱した飴を握り鋏で成形する伝統技法でつくったうさぎ。月や花を抱いています。神話の土地で今も手が動いている、という事実が、この小さな飴の中身です。
各 972円十五夜の食卓に、作り手を招く
月見酒と月見ごはんは、都市の食卓でも再現できます。ただしロフコトが並べるのは、無名の「お月見グッズ」ではありません。新潟の純米大吟醸、沖縄・伊平屋島の米で蒸留した泡盛、卵かけご飯のために研究された醤油。器や道具まで含めて、誰が・どこで・何のために作ったかが分かる棚です。
新潟沖縄・伊平屋島町工場
月光グラス 月とうさぎ
満月を眺める親子のうさぎが刻まれたグラス。底の蓄光材に約10分光を貯めると、暗闇で約1時間、青く光ります。夜の食卓そのものを、月見の場にする道具です。
4,840円
多田せいぞう 片口 シロクマ
縁にシロクマ、内側に月。揃いのお猪口と合わせると、改まりすぎない月見酒になります。行事を「正しさ」ではなく、手元の遊びから始める選択です。
片口 5,170円/お猪口 各 2,860円
月見酒の上善如水 純米大吟醸
名月をイメージしたボトルの純米大吟醸。透明感のある味わい。9月13日(日)販売開始。
500ml 5,500円
月の蒸留所
伊平屋島産米を100%使い、地釜で蒸留したテロワール泡盛。おこげの香ばしさが残ります。島の米が、都市の月見酒になる経路です。
500ml 5,500円卵の黄身を月に見立てる「月見ごはん」では、卵かけご飯に焦点を当てています。白飯と卵という、いちばん短い献立に、醤油、ふりかけ、器、混ぜ溶き器が加わる。日常の食卓が、作り手の顔の見える棚に変わります。
公式七味(壱式)/醤油
白飯と卵の味を引き出すために研究された七味と醤油。
1,296円/1,000円
卵かけご飯がおいしい詰め合わせ
つぶ昆、こな昆、卵かけご飯の醤油を順にかける4食分。全7色。
各 648円
黄身が好き 茶碗
底に黄身が描かれた茶碗。器が先に季節を説明してくれます。
1,980円
ときここち ヘアライン(右利き用)
精密板金の町工場がつくった、卵かけご飯専用の混ぜ溶き器。約30秒で白身と黄身が滑らかに一体になります。日常の道具に、工場の技術が宿る例です。
4,290円夜を過ごすための道具
お月見は、屋外の行事だけではありません。部屋の明かり、香、暦。夜をどう過ごすかを選ぶことが、季節との関わり方になります。八女提灯の技術を持つランプ、伊予の木製飾り、今日の月が分かる日めくり。都市の室内が、土地の夜とつながる通路です。
TORCHINランプ サークル
約200年続く八女提灯の技術を生かした、充電式のポータブルランプ。上部に触れて3段階に調光できます。伝統工芸が、コードのない夜の道具になる。
33,000円
木魂-Kodama- お月見飾り
ころんとした月見団子と、餅つきをするうさぎの木製置き飾り。部屋の一角を、十五夜の祭壇のようにできます。
12,100円
お月見兎 香立てセット
満月を思わせる黄色い丸皿と、白いうさぎの香立て。お香は別売り。
3,080円
月と暦 日めくり
「今日の月」が分かる日めくり。日本では月の満ち欠けが農の暦でもありました。お月見は、収穫への感謝の行事でもあります。
1,210円
お月くん ぬいぐるみチャーム
寝待月、新月、満月の3種。
各 880円
ミニミニ日めくり
1日1枚めくり、手帳に貼って使うカレンダー。オビワン、北岸由美、ericのデザイン。
各 2,200円
ハガキ 三日月屋
活版印刷のポストカード。文具から物語が始まる作り手の世界観です。送る相手がいることは、関係が続いている印でもあります。
264円作り手に会いにいく——町工場と工芸
買うだけで終わらせない導線も、今回の核です。渋谷ロフトでは「ロフコト町工場」と「ロフコト工芸」が同時に開きます。オープンファクトリーに参加する全国9拠点の工場製品と、陶芸・木工・布工芸の作家もの。都市の特設会場が、作り手との次の接点になります。
関係人口の現場では、一度の来訪や一度の購入を成果にしないことが大切です。売場で名前を知り、工芸の棚で手触りを確かめ、工場見学や再訪の理由が残る。ロフコトの併設企画は、その階段を意識した配置に見えます。
ロフコト町工場
静岡・三代目板金屋のかんざし、東京・東屋の革小物、福井・KISSOのアクセサリーなど。工場見学や体験ができるオープンファクトリー参加工場の製品が並びます。
ロフコト工芸
山本テツヒコ、谷口なづみ、加藤美紀子(陶芸)、zizi no ie(布工芸)、大塚木工(木工)ほか。各地の人気作家と新進作家が、同じ特設会場に並びます。
宙フェス夜市
星や月、宇宙をモチーフにしたクリエイターのアクセサリーと雑貨。中秋の名月耳飾り 3,850円、スターリーシーキャンドル 4,840円(銀座ロフトのみ)など。
銀座ロフト1階 青空亭 × るいこ堂
今回の小冊子の絵を手がけた、犬ん子さんとチャンキー松本さんのユニット「青空亭」と、服と小物の「るいこ堂」によるポップアップ。9月1日(火)〜10月1日(木)、最終日は午後6時閉場予定です。
犬ん子 めでたいづくし手ぬぐい
3,025円
目玉焼きトップス
13,200円通勤路に、地域を差し込む
売場の詳細は、小冊子『アーバンライフメトロ ロフコト特集号(お月見)』にまとまっています。8月31日(月)から東京メトロ渋谷駅・銀座駅など53駅、9月1日(火)からは両店の店頭で無料配布(なくなり次第終了)。巻末は、ものづくりと銭湯の街・墨田の老舗「黄金湯」など、沿線のローカルへ開いています。
駅の棚に置かれる紙は、探しに行かなければ出会えないウェブ記事と違って、通勤の動線に地域を差し込みます。都市生活者の一日の途中に、土地の名前が入る。協会がフリーペーパーを重視する理由と、同じ場所に立っています。
お出かけの前に
十五夜を、空だけ見て終わらせない。羊羹を切る、グラスを光らせる、島の米の泡盛を注ぐ、提灯の技術で部屋を暗くする。都市にいながら、土地の作り手と夜を共有する。それが、この売場の関係人口的な読み方です。

